結婚指輪定番の素材!プラチナ

プラチナとは?

プラチナ。英語では「platinum」であり、日本語では「白金」と記します。「金」という文字が入っているものの、ゴールドとは全くの別物です。ただプラチナの特徴である白い輝きは、見る者の心を掴んで離しません。
さらに、変質しにくいという性質も持っています。他の金属の場合、何もやらなかったらボロボロに崩れるでしょう。でもプラチナであれば、ボロボロに崩れることはありません。高い耐久性から、結婚指輪の材料として使われます。ではプラチナには、どういった種類があるのでしょうか。掘り下げてみました。

プラチナの純度

プラチナは純度ごとに種類がございます。Pt850・Pt900・Pt950・Pt1000の4種類です。Ptは言うまでもなく、プラチナの略。横についている数字は、プラチナが含まれている量です。Pt850なら、含まれているプラチナの量は85%。Pt900ならば、90%のプラチナが含まれているのです。
ではPt1000なら100%プラチナかと思われるでしょうが、答えは「NO」。実際は99.99%がプラチナであり、残り0.01%は他の金属になります。プラチナと一緒に混ざっている他の金属は、パラジウム・テニウムなどです。

純度別のプラチナ

Pt850は耐久性が高いこともあり、ネックレスのチェーン等に使われています。結婚指輪の材料に使われているのは、Pt900・Pt950です。指輪に加工する際に、最も適した硬さになっているからです。
いわゆる値段の安い結婚指輪に使われているのは、Pt950。高級ブランドであれば、Pt950が使われています。Pt1000になると、指輪に使われることはありません。加工しにくいものになっていますので、向いていないのです。

Pt950だからと良いものとは限らない

クオリティが高い結婚指輪を選ぶのならば、Pt950一択になるのでしょうか。大きな勘違いです。Pt900とPt950とでは、品質に大差はありません。プラチナが含まれている量が、ほんの少しだけ変わっているだけです。
指輪のプロであっても、Pt900とPt950の違いは分かりづらいもの。実際に指輪にするにはコーティングもしますので、大きな差はないのです。海外ブランドがPt950の指輪にしているのは、単に法律で決められているからに過ぎません。