手作り結婚指輪にまつわる愛の話

手作り結婚指輪はただの物ではない

自分達で手作りした結婚指輪は、間違いなく世界一の指輪です。形はシンプルなものかもしれません。不器用さがたたり、上手く出来なかったという方もいらっしゃるでしょう。しかし、どんな形であったとしても、手作りした結婚指輪には2人の愛情が籠もっています。
「そんなファンタジーみたいな話を振られても」なんて、思っていないでしょうか。結婚指輪とは言え、平たく見ればただの金属の塊。愛情なんて目に見えないものを、指輪に込めるのは出来ないと思われているのなら、大きな間違いです。

今も新婚のまま

こんな話があります。今は夫妻として幸せに暮らしていますが、かつては友達同士の間柄でした。友人同士だった2人の間には愛が芽生え結婚へとなります。結婚が決まると、2人は結婚指輪の準備に取り掛かりました。時は1993年。当時は手作り結婚指輪が、ほとんど広まっていない頃です。
そんな中でも妻は、手作りに強いこだわりを持っていました。そんな中2人が見つけたのは、とあるジュエリー職人。ジュエリー職人が手掛けた指輪は、2人の心を虜にしました。早速2人はジュエリー職人が務める工房へ。断られるのを覚悟の上で注文をすると、職人は快く引き受けてくれたのです。結婚から30年近く経った現在も、職人が手作りした結婚指輪は2人の左手薬指で輝いています。

夫と妻の命を繋いだ手作り結婚指輪

他にもこんな話もあります。2人は結婚指輪を手作りしました。挙式そのものは言うほど派手なものではなかったものの、とても思い出に残るものになりました。
ところが、2人の間に悲劇が訪れます。夫が急病で倒れてしまい緊急搬送されたのです。医師の懸命の治療も甲斐もあり一命は取り留めましたが、いつどうなるかは分からない状態。そこで妻は手作りした結婚指輪を1日も欠かさず、夫に見せ続けて来たのです。夫はまだ回復はしていません。しかし手作り結婚指輪がなければ、夫だけでなく妻も倒れていたのは容易に想像がつきます。妻を支えていたのは、間違いなく夫への愛。強い愛が形になったものこそが、手作りの結婚指輪だったのです。