手作り指輪の魅力とは

手作りの指輪に使われる素材には、色んなものがあります。
シルバー・ゴールド・チタン・ジルコニウムが使われた手作りの指輪もあります。
中でも人気が高く手作りの素材としてよく使われているのが、プラチナです。
ではプラチナとはどういう素材なのか、手作りの指輪の魅力についても取り上げます。

▼ 目次

プラチナの素材について

まずは、プラチナの素材そのものについてです。
プラチナは白銀色が特徴で、白い光を放っています。
見た目はシルバーやホワイトゴールドに似ており、柔らかい雰囲気があります。
市場に出回っているプラチナの多くは、南アフリカから採られたものです。
他にもロシアやアメリカでもプラチナの採掘はできるものの、南アフリカと比べると微々たるものです。
しかし南アフリカのプラチナ事情は、決して「良い」とは言えません。
一時はストライキが発生し、犠牲者が出るまでに至りました。
プラチナではなく賃金を巡ってのことでしたが、プラチナで人の命が左右されると考えると、恐ろしくもあります。
ちなみに日本でも、プラチナを採石することができます。
ただし採掘できる量はほんの僅かで、指輪がやっと1つ完成するほどです。

頑丈で壊れないことから指輪によく利用されるプラチナ

次にプラチナを化学的な観点から、探っていきましょう。
プラチナを日本語で表記すると「白金」と書きます。
「金」の文字がありますが、ゴールドとは全くの別物です。
プラチナとゴールドは遷移元素(せんいげんそ)の一種で、似たような性質があります。
遷移元素とは「周期表において第3族元素から第11族元素の間に存在する元素の総称」ですが、何のことかサッパリ分かりません。
早い話がものすごく硬く、どんな高温でも溶けない頑丈な元素のことです。
プラチナの密度は21.45gと、金の19.32g・銀の10.49gと比べるとかなりの密度です。
プラチナの融点は1768.3℃と高く、ろうそくの火(1400℃)にプラチナの指輪を近づけても指輪が溶けることはありません。

プラチナは指輪を手作りする時の材料として使われていますが、他にも様々な所で使用されています。
プラチナは、自動車から出る排気ガスを浄化するために用いられています。
正しくは、排気ガスに含まれている窒素酸化物や炭化水素などを取り除く触媒として利用されています。
排気ガス浄化に使われているのは他にも、パラジウムがあります。
でもパラジウムが触媒として使われているのは、主にアメリカです。
日本ではパラジウムよりも、プラチナの方が主流となっています。
またパソコンのハードディスクにも、プラチナが使われています。
プラチナには、磁場強度を増加する働きがあります。
磁場強度が増加すると、ハードディスクの記憶容量はかなり増えます。

プラチナ指輪の魅力

ではプラチナで手作りされた指輪には、どんな魅力が秘められているのでしょうか。
自分で手作りすると、指輪に愛着が湧きます。
店で売られている既製品の指輪も、愛着は湧きます。
でも既に完成されている指輪なので、思い入れはどうしても薄くなりがちです。
しかし手作りの指輪はデザインから形を作り上げるまで、全て自分の手によって行われます。
指輪のデザインを考えるのは簡単そうで、実はかなり難しいものです。
デザインを決めるだけでも、かなりの時間がかかるでしょう。
指輪を手作りする時は、細かい作業が求められます。
思い通りにいかず、想像つかない失敗をすることもあるでしょう。
しかし苦労してできた手作りの指輪だからこそ、愛おしく感じるのです。

また手作りでできたプラチナの指輪は、世界に1つしかありません。
世界中どこを探しても、同じ指輪を見つけ出すのは不可能です。
宇宙へ飛び出しても、見つけ出すことはできないでしょう。
世界に1つならぬ、宇宙に1つしかない指輪なのです。
宇宙で1つしかない指輪だからこそ、込められた思いも大きくなります。
指輪を使う目的が、結婚や婚約ならば尚更でしょう。
これから共に人生を歩む2人にとって、手作りでできたプラチナの指輪は何よりもかけがえのない宝物となってくれます。

しかし指輪を手作りで作り上げるのは、素人ではハードルが高いです。
おそらくほとんどの方は、「指輪作り初体験」になるでしょう。
指輪を手作りするための道具や材料を揃えるのは、素人ではさすがに限界があります。
でも最近は、「指輪づくり初体験」でも手作りできるキットが販売されています。
さすがにプラチナの指輪を作るキットは見かけませんが、シルバーならば制作可能です。
プラチナの指輪を希望しているのなら、工房がおすすめです。
工房ではプロの職人が、指輪づくりの基礎中の基礎をゼロから丁寧に教えてくれます。
指輪づくりに必要な材料や道具は全て揃っているので、何の心配もありません。

指輪職人が一人前になるのは、何年も修行を重ねた上での話です。
でも素人でも、工房であれば素敵なプラチナの指輪を手作りすることが可能です。
オシャレで指輪を手作りするのならばまだしも、大切なことに使う指輪ならば、今すぐ行動開始です。

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