結婚を迎える人に届ける結婚指輪手作りいろは

ロマンが詰まっている手作り結婚指輪

結婚指輪は店で買わず、手作りで用意しようと考えている方も多いでしょう。店で売っている結婚指輪は素敵なものが多いですが、ロマン要素が少な目。ロマンがあって思い出に残る指輪を求めているのなら、手作りがベストです。
これから結婚を迎える20代〜30代のために、手作り結婚指輪のいろはについてまとめました。

手作り指輪2つの製法

結婚指輪の作り方には、ロストワックス製法と鍛造の2種類あります。指輪のデザインにこだわりたいのならロストワックス製法、耐久性にこだわるのなら鍛造がおすすめです。
どちらが初心者向けの製法かについては、何とも言えないのが正直なところです。ロストワックス製法では手先の器用さが求められ、鍛造では力加減のコントロールが必要。それぞれに違った難しさがあるので、答えようがないのです。

ロストワックス製法

ロストワックス製法は、大仏と同じ作り方です。まずはロウを削って指輪の形を作ります。仕上がったロウ指輪の周りを石膏で固めて熱し、中にあるロウの指輪を溶かします。ロウの指輪はなくなりますが、形は残ります。つまり型です。出来上がった石膏の型に、溶かした金属を流し込み固めれば完成です。あとは指輪を磨き上げて加工し、素敵な結婚指輪へと仕上げていきます。
実は大仏も同じような方法で作られています。大仏の場合は木を組み立てて大仏の形を作り、周りを土や粘土で固めて型をとります。出来上がった型に金属を流せば、大仏の完成。神様と同じ方法で作られた結婚指輪となったら、特別感もひとしおでしょう。

鍛造

鍛造は、ロストワックス製法とは全く違います。金属の棒を輪っかにして、繋ぎ目部分を溶接します。ハンマーで叩きながら、指輪の形に整えます。指輪の形が整ったら、磨いて加工して仕上げます。
鍛造は大昔からある製法で、金属を頑丈にします。工業製品にも実際に使われいてる製法になっていますので、とても実用的。夫婦が鍛造の結婚指輪を手作りする際には、早いところで3時間で仕上がるでしょう。